ショートケーキベリンヌと人気のスイーツ3点
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一番人気の「ショートケーキベリンヌ」(税抜550円)です。
「ヴェリーヌ」とも言いますが、フランスでは見た目よく盛り付けられた前菜や、グラスデザートの事を指します。
キンキンに冷やされていて、一口食べると甘さ控えめのミルキーで滑らかな生クリームと、酸味の効いたトロトロの苺のコフィチュールが口一杯に広がります。苺も甘くて新鮮でした。
間に挟んだスポンジもふわふわで、間違いなく「ショートケーキ」なのですが、生クリームがパフェ風の軽いホイップになっており、ショートケーキパフェと言っても良いぐらいです。
でも味はかなり濃厚で、ある意味、普通のショートケーキよりも食べ応えがあり、私は1個じゃ物足りないぐらいでしたね。とっても美味しく頂けました。
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これもよく推されている「タルトレットフリュイ」(税抜540円)です。
盛りだくさんのフルーツも素晴らしいのですが「土台のタルト」がまた見事です。ザクザクと香ばしくて味わい深く、タルトの上の濃厚なアーモンドクリームと、ちょっとポタッとしたカスタードのコラボが「フルーツの酸味と美味しさ」をググッと引き立てています。めっちゃ美味しい…
見た目もよく甘さ控えめで、味のバランスが絶妙です。フルーツタルトが好きな人なら「間違いなくハマる」と思いました。
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こちらも人気の「オディール」(税抜500円)です。
ふむふむ… これは複雑な味です… まずレアチーズを挟んでいる2枚のクッキーは「サブレ・スペキュロス」という、複数のスパイスを効かせた北フランスの伝統的なお菓子のようです。
濃厚で滑らかなレアチーズの中には、酸味が効いて洋酒がフワッと香る「ルバーブ(西洋フキ)のジャム」が入っていて、これがまた抜群に美味しい。
サブレスペキュロスは固焼きで香ばしくサクサクとして、しばらくすると口の中でジュワっと溶け、とってもスパイシーで滑らかな口当たりになるので、これだけ別に食べてもいい感じ。
トップの甘酸っぱいフランボワーズのコンフィチュールも「絶妙なアクセント」になっていて、食べごたえ十分でめっちゃ美味しかったです。甘さ控えめなので、赤ワインのお供にもオススメだと思います。
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一時期は爆発的な人気を誇った「シュークリーム」(税抜250円)です。今でも5個ぐらいまとめて買っている人が多く、かなり売り切れ率が高いそうです。
厚めでパリパリのシューはとても香ばしく焼き上がっています。中には濃厚で甘さ控えめで「ポタポタなカスタードクリーム」がミッチリ。まるでシュークリームのお手本のような出来栄えですね。とっても美味しい。
カスタードは卵味に加えてバニラの香りも濃厚で、ザクザクとしたシューの上にはプラリネ(カラメルアーモンドの粒)がたくさんくっ付いて、カリカリなリッチテイスト。大きさも十分で、すごく満足感が高い一品でした。
まとめ-ケーキの他、パンや焼き菓子も人気
以上ですが、どのケーキも素材の特性を活かして手抜きなく作られており、しかも1つ1つの完成度が高いと思います。あとTwitterでは↓
サロショ関係ないけど、エクラデジュールのソシソンショコラもらった。鼻血出そうな味。濃い。 pic.twitter.com/3no7gBjC6E
— まつはとろこ (@sadaji5656) January 26, 2020
これもめっちゃ美味しそう…
ソンシンとはフランス語でサラミの意味で、いわゆるチョコサラミです。シュトーレンはパン生地ですが、こちらはジャンドゥジャ(ガナッシュ+ヘーゼルナッツ)が主体なので、より濃厚な味わいが特徴です。
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各種のフランスパンやペイストリー、焼き菓子などもSNSでは強く推されていて、色々と目移りしちゃいます。かなり懐が深くて真面目なお店だと思いました。
お店は隠れ家風の佇まい
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お店の外観はこんな感じ。スタンド看板もなく危うく通り過ぎる所でした。
上品な佇まいですが、一見しただけではケーキ屋さんと分からないぐらい「隠れ家風」な雰囲気です。
でも入り口近くに立つと、焼きたてのパンと「甘いケーキの香り」が一緒に漂ってきます。この匂いに釣られてフラフラと入っちゃう人が多いのかも。
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これが店内の様子。ショーケースの中にはキラキラなケーキがギッチリで、その上には美味しそうなパンがズラリと並びます。
ただし、人気店だけにケーキもパンも夕方頃には「ほとんど売り切れてしまう」そうなので、確実にゲットしたい方は早めに行った方が良いと思います。
テイクアウト専門なので残念ながらイートインはありません。
お店には引っ切り無しにお客さんが来て、若くて元気の良い店員さんがハキハキと対応し、店内はとても活気がありました。
豊洲の2号店ではイートインが可能!
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2020年に「アーバンドック ららぽーと豊洲」にできたお店で、本店と違い、メッチャお洒落ですね。
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こちらではイートイン(10席)も可能なため、大人気になっていて、ウッドデッキにはテラス席もあるようです。
下にららぽーとの店舗詳細を載せておきましたので、興味のある方は御覧ください。
キラリと光る瞬間を届けたいオーナーシェフ
オーナーシェフは「中山洋平」さん。洋菓子専門学校を卒業後「ホテル日光東京」に5年、その後は都内のパティスリーに2年務めて渡仏します。
フランスではMOF(フランス国家最優秀職人)にも認定されている有名店「パトリック・シュバロ」で1年間、洋菓子やパンの世界的コンクールで数々の受賞歴がある「アルノー・デルモンテル」で約1年半、合計2年半に渡る厳しい修行を経験します。
2010年に帰国後は京橋の有名店「ルエールサンク」でシェフパティシエを務められ、2014年にこのお店をオープンしました。
その後は忙しい業務の合間を縫って、洋菓子コンクールにも積極的にチャレンジ。海外から評価の高い、日本最大の製菓コンクールである「ジャパンケーキショー」で優勝したのを始め、数々の有名タイトルに輝きました。
またご実家が江東区で有名な「ナカヤ」というパン屋さんで、中山シェフは小さい頃からお店を手伝っていたそうで、現在はお兄様が後を継ぎ、SNSで大評判になっています。
なるほど、だからお店がケーキと共に「パンも美味しい」と評価されている訳ですね。中山さんのパティシエとしての才能は、この頃から培われていたのかも知れません。
そんな中山シェフの「こだわり」はお客様の日常の中に「キラリと光る瞬間を届けたい」ことだそうで、お店の名前をフランス語で「輝きの日々」という意味を持つ「エクラデジュール 」に決めたのだそうです。
そしてもう1つのこだわりは「人材を育てる」こと。そのためお店の経営状態は店員さん全員に「すべてガラス張り」で伝え、1人1人が将来の独立を目指し、経営者意識で日々の業務をこなしているのだとか。
とても素晴らしいです。オーナーのこういう姿勢こそが、店員さんのやる気を引き出し、ひいてはお店の繁盛に繋がる事を、中山シェフはよく分かってらっしゃるようです。
これからも地元の人気店として、末長く続いて欲しいお店だと思いました。
店舗の詳細
エクラデジュール 2014年オープン | |
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住所 | 東京都江東区東陽町4-8-21 TSK第2ビル 1F |
電話番号 | 03-6666-6151 予約可 |
営業時間 | 10:00~20:00、日曜営業 |
定休日 | 水曜(※火曜も臨休になる場合がある) |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 400円~600円台 |
イートイン | なし |
駐車場 | なし、近くにコインパーキング有り |
特記事項 | 完全禁煙、子供可、カード不可、電子マネー不可 |
公式サイト | エクラデジュール |
SNS | facebook、Instagram |
近くの 観光地 | 都市緑化植物園(大規模公園、見晴らしが良くドックランやバーべキュー施設も利用可能) |
Googleマップの口コミリンク
お店の地図情報と口コミがご覧になれます。
インスタグラムの参考ページ
※少し無関係の投稿も混じります。